はじめに
「音楽教室を開くって、何を揃えればいいんだろう?」
開業準備を始めると、次々と「これも必要かも」「あれも忘れてた」と、やることが増えていきます。リストがないと、うっかり大切なものを忘れてしまうことも。
この記事では、音楽教室開業に必要なものを、漏れなくリストアップしました。
チェックしながら準備を進めれば、「あれがない!」と慌てることもありません。
すべてを完璧に揃える必要はありません。優先順位をつけて、できるところから準備していきましょう。
必須の物品・設備
まずは、教室を開くために絶対に必要なものから見ていきます。
楽器
メインの楽器
ピアノ教室ならピアノ、ヴァイオリン教室ならヴァイオリンが必要です。
新品にこだわらず、状態の良い中古楽器を探すのも一つの方法です。
練習用楽器
生徒さんが楽器を持ってこない場合もあるため、レンタル用や練習用の楽器も用意しておくと安心です。
- 最初から高級品を買う必要はありません
- レッスンに支障がない品質であればOK
- 生徒が増えてきたら、良い楽器に買い替えるのもアリ
椅子・譜面台
レッスン用の椅子と譜面台は必須です。
特にピアノ教室の場合、子ども用の補助ペダル付き椅子もあると便利です。
防音設備
自宅でもテナントでも、防音対策は大切です。
簡易防音室、防音カーテン、吸音パネルなど、予算に合わせて選びましょう。
ホワイトボード・教材
音楽理論を教えるために、ホワイトボードや五線譜ボードがあると便利です。
また、生徒さんに渡す教材や楽譜も用意しておきます。
待合スペースの設備
保護者の方が待つスペースには、椅子やテーブル、雑誌などを置いておくと喜ばれます。
「ここで待っていてください」と言えるスペースがあるだけで、教室の印象が良くなります。
事務・管理関連
レッスン以外の業務をスムーズに進めるために、以下のものも必要です。
パソコン・プリンター
生徒さんの管理や、楽譜の印刷に使います。高性能なものでなくても、普通のノートパソコンで十分です。
予約管理システム
生徒さんの予約を管理するシステムがあると、ダブルブッキングを防げます。
紙の予約帳でも良いですが、GoogleカレンダーやLINE予約システムなど、デジタルツールを使うと便利です。
会計ソフト
確定申告に備えて、最初から会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を導入しておくことをおすすめします。
月額1,000円〜2,000円程度で、経理がぐっと楽になります。
- レシートをスマホで撮るだけで記帳できる
- 確定申告書を自動作成してくれる
- 経費の計上漏れを防げる
レッスンノート・出席簿
各生徒さんのレッスン内容や進捗を記録するノートがあると、次回のレッスンがスムーズになります。
デジタルでも紙でも、自分が管理しやすい方法でOKです。
月謝袋・領収書
月謝を現金で受け取る場合は、月謝袋と領収書を用意します。
銀行振込やキャッシュレス決済にする場合は不要です。
集客・広報ツール
生徒さんを集めるためのツールも忘れずに。
ホームページ
今の時代、ホームページは必須です。
「○○市 ピアノ教室」で検索したときに、あなたの教室が見つかるようにしましょう。
自分で作れない場合は、外注も検討してください。10万円〜30万円程度で、プロに作ってもらえます。
SNSアカウント
Instagram、Facebook、X(Twitter)など、SNSアカウントも開設しましょう。
レッスン風景や発表会の様子を投稿することで、教室の雰囲気が伝わります。
名刺
どこで出会いがあるか分かりません。
常に名刺を持ち歩き、「ピアノを習いたい」という話を聞いたら、すぐに渡せるようにしておきましょう。
チラシ・ポスター
地域密着型の教室なら、チラシも効果的です。
近隣の住宅にポスティングしたり、スーパーの掲示板に貼らせてもらいましょう。
看板(テナントの場合)
テナント開業の場合は、外から見える場所に看板を出すことで、通りがかりの人に教室を知ってもらえます。
契約・規約書類
後々のトラブルを防ぐため、以下の書類も準備しておきましょう。
レッスン規約
月謝の支払い方法、レッスンの振替ルール、退会時の手続きなどを明記した規約を作ります。
- 月謝の金額と支払い方法
- レッスンの振替ルール(何日前までに連絡が必要か)
- 教室都合でのレッスン休講時の対応
- 退会時の手続き(何ヶ月前に申し出が必要か)
- 遅刻・欠席時の対応
入会申込書
生徒さんが入会する際に記入してもらう書類です。
氏名、住所、連絡先、緊急連絡先などを書いてもらいます。
月謝口座振替依頼書
銀行口座からの自動引き落としにする場合は、口座振替依頼書を用意します。
個人情報保護方針
生徒さんの個人情報をどう扱うかを明記した文書です。
「むずかしそう…」と思うかもしれませんが、テンプレートがネット上にたくさんあるので、それを参考に作れば大丈夫です。
開業届・保険関連
開業届
税務署に提出する書類です。
開業から1ヶ月以内に提出しましょう。
賠償責任保険
レッスン中に生徒さんが怪我をした場合などに備えて、賠償責任保険に加入しておくと安心です。
年間1万円〜3万円程度で加入できます。
火災保険
自宅・テナントともに、火災保険には必ず加入しましょう。楽器も補償対象に含めることができます。
楽器保険
高価な楽器を持っている場合は、楽器専用の保険もあります。盗難や破損に備えられます。
あると便利なもの
必須ではないけれど、あると便利なものもリストアップします。
メトロノーム
リズム練習に使います。
アプリでも代用できますが、物理的なメトロノームがあると、生徒さんに「練習のときはこれを使ってね」と貸し出すこともできます。
録音・録画機器
レッスンの様子を録音・録画して、生徒さんに渡すと喜ばれます。
スマホでも十分ですが、専用の機材があるとより高音質で記録できます。
加湿器・空気清浄機
特に冬場は、部屋の乾燥が気になります。楽器のためにも、加湿器があると良いでしょう。
お茶・お菓子(待合用)
待合スペースにお茶やお菓子を置いておくと、保護者の方に喜ばれます。
ペットボトルの水と紙コップだけでもOKです。
まとめ:優先順位をつけて準備しよう
音楽教室を開くには、たくさんのものが必要です。でも、すべてを一度に揃える必要はありません。
最優先(これがないと開業できない)
- 楽器
- 防音対策
- ホームページ
- レッスン規約
優先度高(早めに準備したい)
- 名刺・チラシ
- 会計ソフト
- 保険
あると便利(余裕があれば)
- 録音機器
- 加湿器
- お茶・お菓子
「あれもこれも…」と焦らなくて大丈夫です。
まずは最低限のものを揃えて、開業してから少しずつ充実させていきましょう。
この記事のチェックリストを印刷して、一つずつチェックを入れながら準備を進めてくださいね。あなたの教室が素敵な場所になりますように!